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NPP第7弾 那須岳大縦走 三本槍岳から甲子山へ

2021.10.05

トレッキング

三本槍岳から先へ行ってみたい。。。

お客様のご希望から始まったこの企画

なかなか行程も長く、道も急なガレ場など存在し大変な道です
季節によっては藪漕ぎも!

この日集まったのは健脚な方たち

峠の茶屋を6時に出発し
まずは三本槍岳をめざします



眼下には雲海
目の前には大きく
そびえたつ
鋭く尖った朝日岳


もうここで満足できちゃうほど
紅葉もロケーションも素晴らしい・・・

いやいや。。
これから先が長いのです

朝日岳へのみちを景色に見とれながら歩いていきます



日が昇り始めたころには
辺りの山を照らし出し
紅葉に染まった木々が色濃く現れ始めました

それはもうなかなか進みません
進む筈が無いんです。。
これはもう仕方ない。。





ゆっくり撮影をしながら
三本槍岳まで約二時間
到着です

今回のスタート地点へ(笑)


そう
今回ここがスタート地点なんです
ゴールまでは半分も行ってません
序盤です。。(;^_^A


ここから始まる縦走路が
とてつもなく大きく眼下に広がります
あこがれの山
鋭く尖った甲子旭岳を巻くように
私たちの道は続いていきます




真っ赤な絨毯の中を進んでいくみたいに。。



どこを切り取っても美しすぎて悪酔いしそうです(笑)



眼下には鏡が沼
うつくしく湖面が波打っています
(お写真じゃお伝え出来ずに申し訳ございません)
キラキラなみなみしてるんです


その向こうには
裏那須連山
流石山
大倉山
三倉山が
みごとな姿です


こんなに素晴らしいこの道を
もっと多くの人が歩けるようになればいいのになぁ。。。
そんなことを思いながら歩いていました

気持ちよく楽しく歩いているうちに
あっという間に
須立山山頂へ

もしかしたら
この山がこのルートで
一番遠く険しい山なのかもしれません。
ある意味
レアなやまですよね

三本槍岳を
甲子旭岳をバックに
記念撮影
これから進む道を指さして。。


まだまだ続きますよ


急な下りを下りていきます
このルートで一番の難所です
ガレガレの
急坂です
落石しないかひやひやもんです
距離を空けてゆっくりね
進んでいきましょう

続いて傘が松へ
この辺りは
松の木が傘の様に覆いかぶさってます
それがこの場所の由来なのでしょうか??



もうすぐで坊主沼というところで
根曲がり竹に足を奪われる難所が登場
これに足を奪われると
奈落の底に吸い込まれます(;'∀')
もう命がけ!!(大袈裟)

ですが!!
この場所、普通なら藪漕ぎなんです
足元が滑る藪漕ぎ地帯

この場所も
全ての場所もですが
綺麗に刈り払いが済んでいてとっても歩きやすいのです(´;ω;`)ウ
以前避難小屋で出会ったお方がこの場所を整備されていました
甲子山から登り
坊主沼避難小屋に来るまでに三時間
しかも草刈り機を背負って・・・

いつも歩いているあの道だって
誰かの尽力によって整備されているんです
当たり前に歩いちゃいけない。。そう思います



難所を越えたら
坊主沼と坊主沼避難小屋の分岐が現れます

今回は坊主沼へ
ひっそりと静かに人気を拒むように佇んでいます
目前には甲子旭岳




お昼休憩を済ませ

次は最後の山
甲子山を目指します

ここからは
ブナの森をすすみます
空気も澄んでいて気持ちがいい




そして
最後の山
甲子山に到着です
バンザーイ!!
甲子旭岳をバックに記念撮影です

北には磐梯山
目の前には甲子旭岳
遠くに浅草岳など大展望






約12キロ
私たちの足で9時間30分
アップダウンを繰り返し
栃木県の那須岳から
福島県の甲子山まで
みなさん最後まで笑顔で歩ききりました

辛ければつらいほど
長ければ長いほど
道中の思い出は深く大きいのかもしれません
でも皆さん
最後まで笑顔でしたね

あっという間に感じた9時間半
絶景を共感できた時間が
本当にかけがえの無いものなりました

ご参加の皆さん
本当にありがとうございました

担当ガイド コロスケ &はちべー