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最終回 禅頂行者道 冬峯 ~滝ヶ原峠から星ノ宿へ

2021.12.11

トレッキング



2021年12月11日(土)
2020年11月に
古峰ヶ原にある
深山巴の宿をスタートした禅頂行者道 冬峯

日光開山の祖
勝道上人の歩いた道を
全三回に分けて歩いてきました

第一回目は深山巴の宿から行者岳を経由し地蔵、夕日、薬師岳へ
第二回目は薬師岳をスタートし三ノ宿山を越えて和の代へ
そして今回
第三回目(最終回)は滝ヶ原峠をスタートし合峰~松立山~星ノ宿へ

決して簡単な道ではありません
コースも長く
場所によっては不明瞭
回を重ねるごとに
どんどん難易度は増していきます

人をひきつけない静かな峰に
ひっそりとたたずむ勝道上人の面影を探して歩きました


滝ヶ原峠を元気にスタート
この後すぐに
とんでもない急登が現れます

ほぼ四つん這い
慎重に歩を進めます

ゆっくりゆっくり

尾根に上がったら
まずは鳴虫山の登山道への合流地点をめざします
合峰までは登り登りとにかく登りが続きます
明瞭な道なんて存在しません

まず最初に私達を出迎えてくれるのが
御セン菜宿にある
虚空蔵菩薩
穏やかな表情をしてらっしゃいます

その後、、
急登が始まる辺りに
これまたひっそりと佇む
御山神

祠の中の石碑にしっかりと刻まれています
旅の安全を祈ります

その後も
ひたすら登る登る

これでもか!!と
登り詰めていきます
これぞ修行。。そうです修行道。。

ぐへぇ~~~
なんて一息つきながら
登るしかないんです笑

その後鳴虫山の登山道へ合流し

せっかくですから鳴虫山の山頂を踏みましたっ♪
寄り道です。。

そして
合峰へ

ここからは
また登山道を外れて
化星宿を目指して降りていきます

ここからが~~
難路(;'∀')

気を抜いたら
大変です

危ない場所はロープを張って
慎重に歩を進めます

時々女峰山に励まされながら
進むのです

神聖な
神々しい山の姿に
見惚れちゃうんです

更に歩を進めると
化星宿のシンボル
大きなミズナラの樹が出現します

大きな金剛堂が出迎えてくれました

化星宿にてお昼ごはん
開けた場所で日光連山も良く見えています

勝道上人もこの景色を眺めながら
握り飯とか食べたのでしょうか??

お昼を済ませた後は松立山を目指します

869ピーク(松立山)へ

細尾根を急降下していくと
突如杉の巨大な老木が出現

勝道上人もこの老木に出会っていたのでしょうか?

眼下には
どんどん見慣れた町が見え始めます

すぐ傍に
見慣れた景色

日光山内が見え始めました
木の股からは輪王寺

ついつい足が止まります

別アングルで笑

どんどん神橋が近づき
冬峯のゴール
星ノ宿へ

今回は特別に金谷ホテル様へ下山させて頂きました

下山してすぐに私達を出迎えてくれるのが
大黒山の麓に
ダイヤ川の淵を望むように立つ
不動明王さま

天眼地眼のまなざし
全てを見抜かれているようなそんな気分です(;'∀')

次に私達を出迎えてくれるのが

火焔光背付不動明王立像
こちらは何とも可愛らしいお顔でみなさんに大人気でした

さて、いよいよ
冬峯執着の宿
最終修行地である
星ノ宿へ

星ノ宿での修業は11日間にも及んだそうです


護摩壇には真新しい炭も残っていました。



日光の山を歩けば
必ずと言っていいほど勝道上人の面影に触れます

それじゃ
勝道上人はどんな道を歩いて
どんな景色をみて
どんな気持ちで歩いたんだろうか??

そんな気持ちから始まった
この禅頂行者道 冬峯
第一回
第二回
第三回(最終)

トータル約25キロの道

勝道上人が歩いた、ほんの一部でしかないけれど
ほんの少しだけ日光開山の祖に近づけたようなそんな気がしました



2022年
もっともっとバージョンアップして
この冬峯を開催予定しています

全てご参加された方は勿論
まだ歩いたことが無い方も
ご参加いただけたらと思います

禅頂行者道 冬峯
完踏

ご参加いただいた皆様
ありがとうございました!!
きっと2022年は良い年になるはずですね!!(^^♪




※参考資料
随想舎
全踏査 日光修験 三峯五禅頂の道
池田正夫さま